インデックスファンド投資とは
インデックスファンド投資とは、複数の銘柄の平均値を示すインデックス(指数)に連動した値動きを目指す投資信託への投資の方法です。
例えば、日本株の代表的な指数には日経平均株価やTOPIXがありますし、アメリカ株ので代表的な指数にはS&P500やダウ平均があります。
これらの他にも採用される銘柄や計算方法が異なる指数がいくつも存在しています。
インデックス投資を行うためには、インデックスファンドかETFを選ぶことになりますが、その中でも投資初心者の方には、少額から購入が可能なインデックスファンドがおすすめされることが多いです。
世の中には、個別株や国際、金、インデックスを上回る成績を目指すアクティブファンド等が投資先として存在しますが、インデックスファンドが選ばれる理由をまとめました。
①分散投資ができる
インデックス投資を行うことで、日本やアメリカ全体の株式全体に分散投資することがが可能になります。
1社に集中投資した場合、競合の登場や不祥事などで売り上げが落ちてしまい、期待したリターンが得られません。
しかし、業績が異なる動きをみせる会社に分散して投資することで、リスクを減少させることができます。
例えば、アメリカ株を50以上の銘柄に投資することで、リスクを最大まで減少させることができます。
更に、アメリカ以外の株を加えることで、分散は広がり、リスクを更に減少されます。
インデックスファンドの中には先進国や新興国をまとめたファンドがあるため、個人の好みの配分で組み合わせることができます。
また、全世界に投資できるファンドも購入ができるため、1つ選ぶだけで十分な分散投資を行うことができます。
②低コストで投資できる
インデックスファンドは運用コストが0.1%程度です。
インデックスファンドはインデックスをコピーするために、最低限の売買しか行われません。そのため、売買コストも最小限で済みます。
最低限の売買しか行われないため、値上がり益に対する課税も最小限で済みます。
インデックスファンドの成績を上回ることを目標とするアクティブファンドという投資信託があります。
これまで歴史から、アクティブファンドを購入するよりもインデックスファンドを購入する方が良い成績が得られることが確認されています。
アクティブファンドはインデックスファンドの成績を上回るためにコストが投入されます。
構成銘柄の売買も積極的に行われており、売買コストも運用成績に負担をかけます。
短期的にアクティブファンドがインデックスファンドを上回ることもありますが、長期的にはコストの分だけ勝つことは難しいとされています。
③自動積立が簡単
長期投資に有利な方法にドルコスト平均法があります。
ドルコスト平均法とは定期的に一定額を投資する方法で、値段が安い時に多く、反対に、高い時には少なく購入する方法です。
インデックスファンドでは月にいくら購入するかを設定することで、自動で購入してもらうことができます。
また、100円から購入可能であることも、インデックスファンドが自動積立に適している理由の一つです。
最後に
インデックスファンドについて書かれた本に共通する事項をまとめて書いてみました。
投資を行う上で、最初の選択肢にしたい方法であり、他の投資方法に手を伸ばすにしても、ETFを含めてインデックス投資は継続することが多くの本でお勧めされています。
近年の優良なインデックスファンドや積立NISAの登場により、投資に適した環境が整っています。
お金の使い道がなくて、とりあえず貯金している方は、インデックスファンドへの投資を考えてみてはいかがでしょうか。
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